あかすりタオルの使い方





石鹸は使っちゃダメ


垢すりタオルを販売しているサイトでも、一緒に垢すり用石鹸などというものを売っていたりしますが、コレ間違いです。そもそも、垢すりに石鹸なんてつかっちゃダメなんです。

テレビなんかで、垢すりをやっている映像を時々見かけますよね。ボロボロとたくさんの垢が出てきて擦られている人は驚きます。「毎日ちゃんと洗っているのに〜」って。
これ逆に言えば、毎日しっかりと石鹸で洗っていても垢は取れないってことですよね。

それに、石鹸をつけるとせっかく力を入れて擦っても、石鹸のお陰で滑ってしまいしっかりと垢がこすり取れなくなっちゃうんです。だから、垢すりの時に石鹸なんて付けちゃダメです。

ついでに石けんについてもう一つ。
そもそも、体を洗うときに石鹸なんて必要じゃないんです。

石けんって、基本的には油を水と混ざりやすくして油汚れを洗い流すものなんですよね。
そして、「体を洗う」という場合、取りたい汚れは「垢」ですよね。

この垢の正体は、寿命が来て剥がれ落ちた皮膚の残骸と皮脂が混ざって出来た粘土状の物質です。垢は粘土状になっていますから石けんで洗ったとしても簡単には溶けてくれません。

つまり洗い流せないんです。

一方で、まだきれいな状態の皮脂は簡単に溶けてしまいますから、本当は残しておきたいのに簡単に洗い流されてしまいます。必要な皮脂を流されてしまった皮膚は、今まで以上に皮脂を分泌するようになります。
そして、増えすぎた皮脂はそのまま垢になりますから、ますます垢が増え、それが体臭を強くする原因にもなってしまうんです。

せっかく汚れを落とすために石けんで洗っているのに、実は汚れを増やしているんです。

そういうわけで、体をきれいにするためには石けんは使っちゃ「ダメ」なんですよ、ホントに。
くどいようですが、垢すりの時はなおさらです。

ただし、虫除けスプレーとか日焼け止めなんかを使った場合には、擦るだけでは取り切れず、思いがけず肌にダメージを与えてしまう可能性がありますので、石けんを使って十分に洗ってくださいね。

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